理想の1剤よりシスティン酸を生成させないためにどう工夫するか・・・

もし理想的な第2剤があれば、損傷毛に強いパーマ第1剤を作用させても問題はないかもしれません。

しかし、現実はさまざまな要因からシスチン結合を100%再結合させることは困難です。

この再結合の失敗率は損傷毛ほど大きくなります。なぜならば、損傷毛はもともと組織が不完全になっており、還元後の-SH基が構造的に離れ離れになる確率が高いからです。

したがって損傷毛の場合、再結合の確率はシスチン結合の切断が少ないほど高まることになります。このことから、毛髪の損傷度に応じた第1剤の選択が重要になるのです。

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