傷めないパーマとは

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およそトリートメントを除いて、理美容におけるほとんどの施術は髪を傷めます。「髪を扱いやすくする」≒「髪を傷める」なのです。「トリートメントがすごい」と言われているサロンで、お客様が何回足を運んでも一向にトリートメントが少なくならないのはなぜでしょうか?

それは、ほとんどの施術が髪を傷めるにもかかわらず、その影響を最小限に抑える本質的な対策がなされていないからです。

一方でお客様にトリートメントを勧めておきながら、他方では違法のチオグリコール酸をパーマ液に混ぜて使用しているサロンすらあります。

これは私たちメーカーの責任でもあります。医薬部外品のパーマネント剤ではチオグリコール酸の濃度が7%以下(ジチオジグリコール酸を添加した場合は11%まで)に制限されているにもかかわらず、規制緩和によって化粧品では野放しの状態で、チオグリコール酸が20%あるいは50%も含まれている製品が出回ってしまっています。

薬事法では化粧品とは「作用が緩和なもの」とされているのに、現状では化粧品の方がはるかに過激なものになってしまっています。

ついでながら申し上げれば、規制緩和によって防腐剤、殺菌剤もまだ安全性の確定していないさまざまな薬品が使用されるようになりました。

近頃「パラベン」(パラオキシ安息香酸エステル)の安全性がマスコミで取り上げられましたが、数十年にわたって使用されてきたパラベンよりも最近の防腐剤の方が安全である、と軽々にに判断することは間違っていると思います。

毛髪損傷を、内部からアミノ酸分析、損傷の指標とされるシステイン酸のFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)による分析を通じて、また外部からは電子顕微鏡観察を通じて追究しました。

その結果わかったことは、パーマの傷みを最小限に抑えるためには、第1剤によるシスチン結合の切断を必要最小限にとどめ、(毛髪に合わせた薬剤選定)第2剤による酸化をシステイン酸の生成を抑えながらかつ完全に行われなければならないということです。

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